鍼の響きについて
鍼の響きについて
鍼の響きは、ツボや血行が悪くなっている箇所に刺入する時に感じる
ズーンと鈍い、重たい感じの痛みです。
これはその辺りの血行や経絡の流れが良くなっている証とも言える反応で
悪い痛みではありません。
しかし、はっきりと好き嫌いが分かれます。
どちらかと言えば、苦手な方の方が多いです。
しかし「気持ちいい。」とおっしゃる患者様や
「響きがないと効いた気がしない。」という患者様もおられます。
また浅い響きがない鍼治療だけでは、効果が出にくい症状もあります。
その代表が「神経痛」や「痺れ」です。
何故ならそれらは、奥にある神経が圧迫を受けたりして出ている症状です。
その場合、原因となっている近くまで(深いところに)アプローチする必要があります。
特に血行が悪くなっている箇所を治療するため、響く事が多いです。
他にも深いところにある筋肉を治療する時や
身体の機能が過剰になっている場合の瀉法(しゃほう)治療の時等も
響きのある治療が必要になります。
一心堂では、基本的に痛みが出ないよう治療致します。
しかし、お身体の状態等に応じて必要な場合は、ご説明した上で響かせる治療も致します。